ドラクエが発売された時、小学生ど真ん中で、ファミコン熱にかかっていて、ファミコン雑誌がバイブルでした。
こんなに夢中になったこと、今までの人生でなかったでしょう。
問題のドラクエ発売が近づいてきた時、私の所にも、何やらすごいゲームがあるらしいという情報は入ってきていました。(誕生日の権利かクリスマスか、お年玉だったかの)ゲームカセットは一本しか買えません。
その頃のゲームを買う基準は、タイトルとゲーム画面のある特集記事、そして友達の評判です。
ドラゴンクエストというタイトル。
残念ながら、これまでにもドラゴンと名のつくゲームはやっています。真新しさは無し。そしてゲーム画面の特集記事は記憶にないので、見ていないのかも知れません。その上でまだ発売していないのですから、評判はノーカウント。
ドラクエの発売日に私が買ったのは「ハイドライドスペシャル」です。
タイトルのみで選んだようなものです。響きがカッコイイ。しかもスペシャルなんて言われたら買ってしまうのが当時の私でした。
友達は殆どがドラクエ。
少しやって気がつきます。ドラクエの方が面白いぞ! ダンジョンに入る時の緊張感。松明をがないと真っ暗で何も見えないなんて、面白すぎます! 無鉄砲に進むとキメラに一撃で殺される。ところが装備とレベルさえ足りてれば、どんな強敵でも倒せるのです。
こつこつ成長するという事の面白さを教えてくれたのはドラクエでした。
友達が夢中になってやってる横で、私はひたすらハイドライドスペシャルをやります。「お金を貯めて、武器を買うんだ」「今度新しい呪文を覚えたよ」「毒の沼がある」新情報が友達から知らされます。
羨ましい!
でも私の手元にあるのはハイドライドスペシャルです。仕方なくハイドライドスペシャルをやり続けます。
当時の小学生に"カセットを売る"なんて発想はありません。
意地になってクリアーしました。
ドラクエ2が出た時には予約してまで手に入れましたよ!
それぐらいドラクエは魅力的だったのです。
ドラクエとハイドライドスペシャル。
ファミコンで出来るという同じ条件です。
ゲームバランスとルールが違うだけでこんなに面白くなるのです。
ファミコンで出来るという同じ条件です。
ゲームバランスとルールが違うだけでこんなに面白くなるのです。
政治にもこれを期待したいですね。
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